drunken J**** in a motel room

文字通り酔っ払った時に書いてるブログ

田中宗一郎氏と宇野維正さんの大阪でのトークイベントを見終わって、もうソーシャルでのエゴサやパブサもなくなったと思うので雑感だけ。

 

しばしば言及されていた、今回初めて会場ソールドアウトじゃなかったという発言。

リツイートでは優しい反応が多かったですが、私が会場にいかなくなった理由

1;なんか常連っぽい人たちのバイブスが嫌だった

2;ぴりぴりした空気、会場で受け止めるの結構しんどいでした

長時間などいろいろありますが私にとっての主な理由はそれ。

 

会話の多くの内容はふむふむという感じ。

ただ業界内暴露ネタはどうでも良いかなという私のバイオリズムとはそぐわないところもしばしば。

 

ニュージンズとミンヒジンに対する言及。彼女たちを性的に見ていないという強調とミンヒジンみたいな挑戦的な・・・の行は、うーんしんどいねでした。

ミシェルビサージュ風にいうとmeh・・・でした。

 

ライブという空間と体験が嫌いという言葉。ありがとうございます。私も今年色んなライブに行きまくって、結局好きじゃないなが結論でした。誰にも共感できねーよが私の多くのライブにおける感想でした。

クールな人が誰一人いなかったという言葉も笑っちゃいますが、なるほどね、そうねーでした。

 

最後ここだけが言いたいところ。

ブルーピルとレッドピルの話。

推し活がブルーピルで推し活なんてのは結局足りないところを埋めているだけ。という言葉。

なんか、over the sunでもおんなじような発言があってよくわからなかったけど。

足りないところ埋めているのかな?じゃあこれで何が埋まってんだというのが推し活を真剣にしている私の感想です。

あの、私の人生とりあえず足りないところはないです。(私が必要としている範囲では。そりゃほしいだけのお金はないし、お城も持っていないので足りないところだらけではあるがこの人らのいう”足りない”はそういう物質的なものではないでしょうと思ったので。)

でも推し活とあなた達が言うようなことはしてます。

 

これで何かが埋まってる感じはしないですが。あえて言うなら時間は削られていくけど。

暇だからやってんのか?それはあるかもね。余っているところを埋めるための作業。

 

すごく嫌味な言い方で、傷つきやすい人たちが多いからが連呼されていた今回のトークライブに対してこんな風に言及するのはあたかも私も”傷つきやすい人たち”にカテゴライズされる可能性をはらんでますが。だが、嫌味を言いやすい反論の仕方で書くと、これを疑似恋愛だとか精神安定のためとかいわゆる”心の空白を埋める”ためとかそんな使い古されて一方的なものの見方でしか捉えないのはあまりにも恋愛感情があることを前提にした社会からの評価にすぎないんじゃないかと感じました。その後に続く、愛とか家族に重きをおいた発言に関しても。

すごく”傷つきやすい人たち”が言いそうな理論で、ブロックするだけの対象として認定しやすく書いてあげました。

愛で何かが埋められるなんてすごく素敵な話ではありますよね。

愛する人がいて、家族がいて、シスヘテロである普通の人はこういう風に哀れなるものとして私のことを見ていて、愛する人があなたもいればいいのにねと情をかけてくれているわけです。肉親に対する愛は私もあるし、周囲の人に対する親愛の情も持っていますがこれじゃまだ人間としては空白があると他者からは判断されるんですねと思い知らされました。

その他者からの認知が気に入らなくてこんなことを書いているのでまさに”傷つきやすい人たち”なのかもしれません。

私はでも他者がいても孤独だし、むしろ他人といるときのほうが孤独だという気持ちも知っています。誰かが私のことを100%理解し受け入れるということはいくら愛という媒介があっても不可能であるのだから。

何に関しても簡単なラベリングで自分の中の偏見から生じてしまいますよね。

あらゆる事象にはグラデーションがあるのに。

 

そういえば最近ファンダム名についての議論がソーシャルでありましたよね。

アイドル自身の心の平穏には有効という意見、なるほどねって感じ。

私は自分がどっかのファンダムの一員と自認したことはないです。ラベリングされるのが嫌なのといつでも逃げ道を用意するための自分の中の決まりです。ファンダム名、サランヘーって言われても、自分と違う次元でアイドルとペンたちの交流が行われているな、っていう認識です。ファンダム名があることで他者と自分たちを境界をつけて区別するような感じとか、ファンダムの中で団結する感じも苦手なのです。熱狂をドライブさせる仕組みからは遠ざかりたいなという自己防衛ですね。

 

まあ、すべてのことをわかることはないので苦労しながら色んなことに首を突っ込んでいくしかないわけです。

雑記、雑記