drunken J**** in a motel room

文字通り酔っ払った時に書いてるブログ

世の中が全員LとかGとかばかりになれば。。。それはそれで今よりうまくいくのかも

老人差別はしたくないけれど過去に生きる人の無知な発言ほど情けないものはない。

少子化に対する懸念を呈した例の足立区議の話題である。

 

最後にこのブログを書いてからいろんなきっかけで記事を書こうとしたけれど、高揚感とか怒りだとかいろいろな気持ちのテンションが記事を書くまでには至らせなかったので放置されていた。

 

1つ目は有吉クイズのクイアワールド前回の企画をみて快哉を叫びたくなったとき。

有吉が意識しているのかしていないのかわからないけれど、ジェンダーファックを体現したようなあの姿には諸手をあげてヘルイエスでした。

有吉とマツコというクイアに足を突っ込んだ芸能人が今のテレビ界で大きな位置を占めているというのは、日本という国における不思議な現象だなとよく思う。

メディアの場では深入りしないけれど絶妙なバランス感覚で世間に表現するという。

それができない自己顕示欲の強い人達が炎上しているのをみると余計にそれを強く感じられる。

 

もう1つは”男にこびて人気を獲得したがいまや女性から絶大な支持を得ている”とレッテルを貼られた田中みな実に、大臣への女性任命率が恐ろしく低い問題にて、「問題になるのはその人個人の能力なんだから性別は関係ないと思う」と言わせそれを正論と取り上げる、テレビとそれに操作される自分には知性があると信じてやまないネット住民をめぐる問題。

能力があるかどうかの評価の同じ線上にも立つことを許されなかった歴史と現実がその結果となって現れているので問題と言われているのですよ、解説を加えてみると。

ジェンダーにこだわるのはおかしいと大きな声を挙げている人こそが、ジェンダーにこだわり続けて世の中が変わろうとしていることについていけずに田中みな実を利用しているねじれ。

 

 

足立区議の話に戻ると、もうどこでも指摘されている話に違いないけれど、まずLGBTQの権利を認めるか否かという話と少子化は全く関係のない話である。

LGBTQの権利を認めれば全員がそうなって日本人がいなくなってしまうって??

そうか、何世紀もの間おおやけにLGBTQの権利が認められなかったから日本人は自分の性的指向を偽って無理してヘテロとして家族を形成し血をつないできというのか。

なにそれめちゃくちゃファンタジーワールドだね。

この考え方ってSNLのアデルをフィーチャーした感謝祭のスキットを思い出す。

いろんな世代のいろんな考えを持つものから構成される家族が感謝祭で集うとイデオロギーの違いから意見が衝突するけれど、アデルがかかるとなりきらずにはいられないという思わず笑顔になるあのスキットである。

ケイト・マッキノン扮するおばあさんが、LGBTQなんて私達の時代には存在しなかったという一言。

まるで概念が確立されたからLGBTQという人種が存在するようになったというような。。。

 

極めつけの”生き方を否定はしない”という責任逃れの一言

けど権利を与えるべきではないという矛盾

日本人が大好きな”自分で責任をもってその生き方を選んだんだからそれは自己責任でその人生を背負ってください。社会的な保証は一切与えないけれど”論である。

 

なんでやねん、性的指向とそれにもとづく生き方を送るための保証を与えるのは当然やろ。

マジョリティに頭を下げなもらえへんのはなんでやねん。

なんでおっさんあんたはそれを与えるかどうかの判断は当然マジョリティがするんやみたいな顔をしてそこにすわってんねん。

 

11回も当選した区議だから、老人差別としての言い方ではなく、少子化が進んでいるのはあなたが作ってきた社会の結果ですよといいたい。あなた達が選んだ選択肢一つ一つ、政策の積もり積もった結果で今の社会の制度が形づくられているわけですから。

 

家父長制を守り(とは言っていないけれど)、子供を産めるやつは産むべきであると言い張るやつらががそれを私達に押し付けてきた結果が少子化だぜ。

思い知ったか。

日本人がいなくなることを防ぐためになんで私らが結婚をして子供を産まねばならんのだ。

もう数十年前からこの区議の意識は変わっていない。

つまり、生物学的性に従って産む機械として機能しなければ少子化は防げないと言い続けている。

 

どんな性的指向であろうと子供を持つことをそのハードルの多少はあるけれども選べる世の中にはなっている。

政府がこれ以上やばくならない限りは子供を持つことを強要されることもない。

 

女性の権利だとか性的少数者の権利だとかそれぞれは別の問題ではあるけれど、細部をさぐっていくと複雑に絡み合っている。

 

どの立場にいようと子供を作らないという選択肢は政府だとか日本人を根絶させたくないとか言い続けている人に対する明確なライオットである。

 

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