drunken J**** in a motel room

文字通り酔っ払った時に書いてるブログ

そしてコロナ狂騒曲は続いていく

衝撃的なポピドンヨード発表に言いたいことが止まらないので。

 

世間からの批判を受けて知事のツイッターでの弁明は、根拠となる臨床研究を行った医師が阪大系の医師(阪大卒、院卒という意味?)で藤田の元教授であるということから始まり、かれの経歴を貼り付けるところで終わっている。

(少なくとも私が確認した時点では)

 

会見をするまで自信満々に言うのであれば根拠となる論文があるはずだろと見てみると、行政のホームページに貼り付けられたパワポ資料と、論文のアブストラクトを真似たような、でも全然その形式にそっていないA4一枚程度の資料がでてくるのみだ。

ということから推察されるのはこれって論文になってないんじゃないのっていうことである。

 

そしてN数がないこと。

患者背景が不明なこと。

2群の比較なんだよねもちろん??

統計学的精査はしたのでしょうか。図には有意差が示されておりませんが。したとしたらどの検定方法で?

 

endpointを入院期間への入院搬送としていますが、示されている図でのデータはウイルス養成頻度とか陽性率の差だけで、それらとendpointについての言及がなくないですか?

つまり陽性率とか陽性頻度ってそもそも肺炎重症化に関与しているの?という大前提の疑問が。

 

臨床研究がどのようなモデルで組まれてこの結論に至ったかが不透明な時点で論拠として語るのは不可能なわけです。

そして私みたいな掃き溜めのクズがそう思うのだから、祭り上げられている先生は重々ご承知のはずなのです。

なぜそんな人が担ぎ出されているのか。

知性と良心が疑われる事象なわけです。

 

この研究で怖いのは2点だと思います。

まずは仮にも(維新とはいえ)行政が公式の見解としてこのようにツッコミどころ満載の、あるいみキャッチーでポピュリズムに訴えかけるような、そして(藁にもすがる思いで提案しているんです、だって誰にでもアクセス可能で手軽でしょとかいう)言い訳を用いることができる手段を、善良な市民に向かって投げかけることのやばさ。

 

そして、PCR陽性であること=重症化につながるという、多分医学的に示されてないであろう理論を再度示してみることで、PCRに関する国民の飢餓感を煽るという。。。(陰性確認にPCRを用いたいという人が多発している時点で拡充すればするほど医療費の無駄なのではとおもいます。陽性と診断されること、陰性と診断されることにどれだけ意義があるのか。かつ検査の結果は100%ではないという事実もあります。Go to前に意味もないのに陰性証明のために抗体検査を受けた人たちの無知にどうやって対抗するのか。(抗体検査だって行うのはかなり限られた用途においてだと思う。自費診療クリニックはかなり美味しかっただろうけど。)

自分だけは安全だとする根拠のない自信がみんなほしいだけでしょ。そ

んな根拠は何をやっても得られないという諦めをみんなが共有しどのような行動をするかを自分で決定するだけの話である。PCR陽性と診断されても自己隔離をしない、制限を突破する人がいるという時点で、PCR陽性と判断される人の数が増えたとして取れる対策はたかがしれているという事実がわかっているのに。)

 

行政がこんなのだからこそ個人の良心と良識が試されている。

よくわからんけどそれぞれが正しいと思う行動を取るしかないわけです。

 

これで医療機関にポピドンヨードの消毒液が納入されなくなったら笑うだけです。

 

アシードアスター 2本、シンハービール1本