北米、南米、ヨーロッパでずーっとツアーやってるのに一向にアジアにこないのでもう一生来ないんだと諦めていました、私は。
ですがついにやってきます。東京だけですがやってきます。2日間じゃなくてまさかのアイドルのような2部制ですがやってきます。
17時と20時の2部制という嘘やろって感じの時間割なので下手すりゃ公演は30分から45分しかないことが予想されます。
しかも私が初めて行ったベックのzepp公演と比べると二倍の値段です。
ディナーショーみたいにご飯出なきゃおかしいレベルの値段と時間だと思います。
お値段以上はもう期待してません。
予想5−6曲でしょうということですね。
でも私は15年ぶりのベックをみるチャンスなので両公演とも申し込みました。しょうがないね。社会人になってて良かった。
私が初めていったのは、もうみんなが忘れて存在も無視しているアルバムthe informationのツアーです。メンバーを模したパペットが舞台上に登場し、食器を使って演奏したwhere it's atとかが聞けたあのツアーです。中学生だった私に、生で音楽を体験する純粋な楽しさを植え付けたあのツアーです。
その時のパンフレット、何回引っ越しを繰り返しても持ち運んでます。
このときのツアーはまさか7公演くらいしてます。東京、大阪、名古屋、仙台。
洋楽にとって最後の幸せな時代でしたね。
思い出話はさておいて5曲しかやらないんだったら生で聞きたいガチの5選をいまから始めます。
今回がアコースティックツアーであるということをほんのり念頭に置きながら選んでいます・・・。
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絶対やらないって知っているし、このバージョンではもう彼自身もできないとわかっているけれどしつこく言い続けるthunder peel。大好き。一番好き。
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asshole。名作one foot in the graveからは何をやってくれてもいいですがまあこれでしょう。ベックの魅力の半分はブルーズ、フォークルーツなので。そこを歪めてポップにしたthunder peelがだから私は大好きなのですが・・・。
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なぜ真夜中のハゲタカたちが当時のメディアから酷評されたか本当にわかりません。つまり彼らにはある基準があってそれが混ざった瞬間ろくな評価ができなかっただけじゃないの、と思います。
この高音はもうだせないのかもしれませんが、歌詞も含めて完璧にすべてが好きです。
真夜中のハゲタカたち、私の中ではベック至上トップスリーに入るアルバムで、しかもそのトップにはグラミーを受賞したシーチェンジやモーニング・フェイズは入らないという気合の入り具合です。
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これは、もう絶対やらないでしょうね。
2017年という音楽にとって幸せだったメモリアルイヤーに発売された曲。
ベック流のポップさと、世間の求めるポップさが重なった稀有な瞬間でした。
好きな1曲として挙げることはないですが、嬉しくて何度も振り返ってしまう曲でもある。
制作会社がなくなったため最高にクールなMVすらまともに見ることができず、spotifyからは早々に消えたため聞き返すことが難しい曲ですが、あの瞬間を味わいたくて何度もここに戻ってしまいます。
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忘れられたアルバムthe informationのこの曲、好きなの私だけですか?
これくらいの空白でアレンジされるのがベックの良さの1/3くらいを占めていると私は思っています。
空白があるからアレンジしまくれる、where it's atの同じバージョンを聞いたことがないように。
この五曲なら泣いて喜びますが、やったとしてもassholeくらいでしょう。
ところでかつてのyoutubeでは山程みれたthe information ツアーのパペット映像(日本公演はゴジラがバンドメンバーを襲撃するなど)youtubeを探しても少ししか出てきませんね。
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これがツアー地域ごとに作られ、日本公演でも何種類かあったはず。
動画はpuppet版creepを披露しているというやつです。
冒頭に書いた食器で演奏をするのも2007年当時は山程ありましたが、今はほとんどなくてかろうじてこれだけ。
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なんにせよ楽しみです。5曲しかやらないこともう予想できるので、それでめちゃめちゃに言うのはやめましょうね。
それをわかってお金を払って、そしてまた次の15年後にそっと期待しましょうね。